【最新版】LGBTについて精神科で相談や診断したい人へ!東京でおすすめの病院やカウンセリング窓口も紹介!

 

ここ最近、LGBTという単語をよく耳にするようになりました。カミングアウトする人が増えており、認知度は格段に高まっています。

しかし、周囲から受け入れられず、自由に生活が送れない方が多いのも現実です。デリケートな問題であり、誰に相談したら良いかわからない方も多いのではないでしょうか。

ここでは、LGBTの相談ができる東京の病院やカウンセリング窓口についてご紹介していきます。

【現状】自身のセクシャリティに悩む人も多い…

LGBTとは、「レズビアン・ゲイ・バイセクシュアル・トランスジェンダー」の頭文字をとった総称で、セクシュアルマイノリティーを指します。

マイノリティがゆえに、「LGBTは“普通”ではなく恥ずかしいことなのではないか。」「周囲に知られて差別的な視線が向くのが恐ろしい。」と、一人で抱え込んでしまいかねません。

このように、セクシャリティとは、非常にデリケートな問題なのです。

 

精神科でのカウンセリングも1つの手段!

誰かに打ち明けたくても、LGBTの悩みを気軽に相談するのは難しいでしょう。家族や友人へは、嫌われたくない、今の関係性を壊したくないという気持ちから、相談を思いとどまってしまう方も多いです。かといって、一人で抱え込むには深刻な問題でもあります。

そんな時は、精神科で専門家からのカウンセリングを受けることも1つの手段です。悩みの中にあるあなたは、決して孤独ではありません。頼れる手段を使って、自己理解を深めていくことが大切です。

 

【前提】他者が判断することは難しいもの

そもそも、LGBTは他者が判断するのは難しいです。

「セクシュアルマイノリティの人に出会ったことがない」という人がよくいます。しかし、実際は人口の5~8%ほどいるとされており、これは左利きの人と同じくらいの割合とされています。そう考えると、本当に出会ったことがない人は少ないはずです。

社会の無理解やいじめの恐れという背景から、カミングアウトしている割合は3割ほどに過ぎません。つまり、実際は「いない」のではなく、他者の視点からは表面的に「見えない」だけなのです。

 

LGBTにおける精神科での診断や通院が必要なケースは?

LGBTである人の全員が、精神科でのカウンセリングを受ける必要があるわけではありません。自分の性をしっかり理解し尊重できており、周囲からも理解を得られていると感じているのなら、カウンセリングは不要でしょう。

それでは、どのような場合に精神科での診断や通院が必要となるのでしょうか。2つのケースをご紹介していきましょう。

 

自身のセクシャリティに悩み精神的に苦痛を感じる…

まずは、自身のセクシャリティに悩んでおり、精神的に苦痛を感じることがある人です。

近年は、LGBTであるとカミングアウトする芸能人や著名人が増えてきたこともあり、社会的な認知度は急速に高まっています。それに伴い、周囲の理解が進み、差別の目も少しずつ緩和してきています。

とは言え、まだまだ生活に不便を感じる場面は多く残されており、肩身の狭い思いをしている方も多いでしょう。このような立場にある場合は、まずカウンセリングを受けてみることをおすすめします。

 

性別を変更したい!性同一性障害の診断が必要

続いては、性別を変更したい人のケースです。

日本はこれまで、セクシュアルマイノリティの権利保障に関する国連の活動に尽力してきました。しかし、肝心の日本国内における政策の取り組みでは、まだまだ遅れをとっています。

たとえば、同性同士の婚姻は、法律的には認められていません。そのため、一方が性別を転換したいなどということがあります。その場合は、精神科において、「性同一性障害」であるという診断が下される必要があるのです。

 

【体験談】精神科に行ったLGBT当事者の声は?

実際に精神科に行った、LGBT当事者の体験談をご紹介していきましょう。

「以前は、常に周りの目を気にしてネガティブでした。カウンセリングを経て、自分の思いを改めて言語化したり、質問をされたことに対し具体的に考えを巡らせることで、自分と向き合うことができるようになりました。(20代斎藤さん)」

「カウンセリング後は、できないことや嫌なことがあっても、まあいっか!と気楽に考えられるようになりました。(30代清水さん)」

自尊心が高まり、ポジティブな思考に変化できた人が多いようです。

 

【最新版】通いやすい!東京で精神科のある病院5選

体験談からもわかるように、カウンセリングの効果には、とても期待ができそうです。

しかし、精神科へ通うというのは一大決心かと思います。話しやすい先生に出会えるのか、果たして自分の悩みは晴れるのかと、不安も大きいことでしょう。

ここからは、東京で通いやすいと評判の精神科がある病院を、5つご紹介していきます。

 

西新宿メンタルクリニック

西新宿メンタルクリニックは、新宿駅西口から歩いてすぐの場所に位置する、高立地の医院です。医師はサラリーマン経験があり、新宿という目まぐるしい都市で過ごす人たちの「心の診療室」を目指しています。

患者一人一人が治療にしっかり納得できるまで、時間をかけてお話をしてくれるので、安心感があります。

仕事終わりでも通院しやすいように、平日は19時半まで、土曜日は12時半まで診療しています。日中の来院が難しい人でも通いやすい医院です。

 

ちあきメンタルクリニック

ちあきメンタルクリニックは、目黒区自由が丘にある、自由が丘駅から徒歩7分ほどの場所に位置しています。うつ病、不安障害、強迫性障害、性同一性障害などの専門医療が受けられます。

さまざまな心の問題を抱え、援助を求めている人に対して、一人一人に合った治療をしていきます。性の違和感を持つ人たちを含め、個性や多様性を尊重した治療を目指しています。

希望により、投薬治療ではなくカウンセリングのみの診療も行っています。

平日は木曜日を除き18時まで、土曜日も18時まで診療しており、誰でも通いやすい医院です。

 

早稲田通り心のクリニック 

早稲田通り心のクリニックは、高田馬場駅から10分ほどの場所に位置しています。性同一性障害に関しては、患者の側に寄り添った治療を心がけています。

数々の著書を持つ、ベテラン精神科医による診察は、安心感があります。

自分の性別に対する違和感や嫌悪感などを記した自分史を提出したら、すぐに性同一性障害の診断書を出してもらえたという口コミも数多くあります。

平日は水曜日を除き19〜20時まで、土曜日も午前中は診療しており、忙しい現代人でも通いやすい医院です。

 

昭和大学附属烏山病院 ジェンダー外来

昭和大学附属烏山病院は、千歳烏山駅から徒歩10分ほどの場所に位置しています。バスの場合、「吉祥寺駅」から小田急バス(吉02系統)「昭和大学附属鳥山病院」下車すぐです。

ここでは平成30年4月9日より、社会的需要の高まりを背景に、ジェンダー外来での診察が始まりました。

セクシュアルマイノリティの方々が自己肯定感を持ち、自分らしく生きられるよう支援するとともに、必要な医療を提供するために、ジェンダー外来が新設されました。

幅広い精神疾患も扱う医院に比べて、専門的な知見から治療を受けられる数少ない医院です。

 

しらかば診療所

しらかば診療所は、曙橋駅から徒歩3分ほどの場所に位置しています。

人は、一人一人違う個性を持っています。誰しもが持っている「その人らしさ」を大切にしながら、じっくりとコミュニケーションをとり、診療を行います。

同じ病気でも、現れ方や症状、回復スピードなど人によって異なります。それぞれの「その人らしさ」を尊重し、同じ目線で治療や予防を考えていくことをモットーとしています。

「忙しいから」「病院へ行く暇がない」という理由で健康を諦めていた方も通いやすいように、平日夜間や土日診療も行っています。

 

カウンセリング施設や電話でも相談可能!

もう少し気軽に相談できる場として、病院以外にカウンセリング施設や電話カウンセリングという手段もあります。

「よりそいホットライン」は、セクシュアリティの専門回線がある、24時間体制の無料ホットラインです。

「AGPこころの相談」という、LGBTの方々への支援を行っている団体もあります。無料電話相談は、臨床心理士や医師が担当しています。

「NPO法人 レインボーコミュニティcoLLabo」という、レズビアンと多様な女性(性的少数者)のための活動をする団体もあります。

このように、悩みを打ち明ける場はたくさんあるのです。

 

まとめ│「自分らしさ」は否定されるものではない!1人で抱え込まないで

いかがでしたでしょうか。

セクシュアリティに関する悩みはとてもデリケートな問題で、周囲に気軽に相談できないという方は多いです。その結果、1人で抱え込んで塞ぎ込んでしまい、自己否定に繋がりかねません。

しかし個性とは人の数だけ存在し、決して否定されるようなものではありません。そして、悩んでいるあなたは、1人ではありません。

精神科の他にも、様々な支援先があります。ぜひ活用し、自分の未来を切り拓く一助として下さい。

KANTA

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